ハーレーには日本向けの小型モデル

ハーレーと言えばアメリカの大型バイクメーカーとしてよく知られており、伝統的に排気量700cc以上のモデルが中心となっています。しかし、1940年代から70年代にかけては、小型モデルの生産も手がけていました。
第二次世界大戦の終結に伴い、ハーレーは戦争賠償の一環としてドイツの小型オートバイにかかるデザインの権利を取得し、1947年から自社生産を開始しました。それが現在でも人気の高いヴィンテージ・バイクであるハマーです。
ハマーはもともと複数あったモデルのうちの1つでしたが、今ではこの時期に生産された小型モデルはすべてこの名で総称されています。また、1960年代にはイタリアの名門メーカー・アエルマッキ社を買収し、2ストロークの軽量マシンを市場に投入しました。

こうしたハーレーの小型モデルは、1970年代半ばにはいったん生産中止となりました。
しかし近年では新しいシリーズが発表されており、その中には日本向けのモデルもあります。その1つがストリートです。

排気量自体は750ccと500ccの2タイプとあって必ずしも小型と言えないのですが、他のモデルに比べると軽量で、車高も低いため小柄なライダーや女性ライダーにも乗りやすい設計となっています。
また、

2019年には中国メーカーに生産を委託し、250～400ccクラスを中心としたモデルを2020年から発売するという計画が発表されました。アジア市場の開拓を目的としているとのことで、日本にも輸入される可能性があります。